舞台の場所から物語を考える
世界観を構築するにあたって、舞台になる『王国』といった国家や集落を考える。それは物語を書こうとする人にとって必ず通る道ですが……それは”何処”にありますか?
国や街は場所によって特性が変わります。物語も変わってくる場合がありますので、参考までに見てみましょう。
~ 大陸 ~
人間やエルフ等の知的生命が暮す大地を設定するにあたり最も大きな単位/区分になるのが『大陸』です。広い国土の中に様々な領国や生息域を設置し、多くの種族を登場させることも難しくはありません。ただそれに比類するデメリットも存在します
陸続きでほかの地方・地域とつながっている事から起こる、異民族/異種族との衝突。広大すぎる版図の統治がうまくいかず、治安悪化や政治腐敗からなる叛乱であったり、古代/中世の各王国や帝国がそれによる滅亡を迎えたことは、現実における世界史を見ても唸るほど実例があります。
それらをモデルに世界を構築するのも良いでしょう。
例)中国/ヨーロッパ(独仏系)/アメリカ
~ 島国 ~
大陸とは海を隔てた距離にあり、四方を海に囲まれている大地。海という天険に守られているという事であり、裏を返せば海を出てゆく必要がなく独自の文化形成が行われる土地。大陸からは蛮地とみなされたりして衝突する事もあります。
季節風等や立地からなる四季、独自の風土とオリジナリティの見せ所かつ、コンパクトにまとめられるメリットがあります。しかし広大でない土地の都合、軍事的な要素等様々な点がミニマムになる事は想定しておきましょう。
例)日本/イングランド/アイルランド
半島
大陸から海側へ突き出た場所に位置する国家などが舞台となる場合参考にするとよいでしょう。大国からの干渉、逆に弱体化した隣国への侵攻や半島を分割する2/3カ国の戦乱等も可能です。
例)デンマーク/北欧/朝鮮
列島
本島と諸島などが連合した王国体制なのを構築、かつ海洋等の豊富な環境を背景としたストーリーが作れるでしょう。半島と似ていますが近隣の大国が海洋利権を狙って……という序章も描けるやもしれません。
例)東南アジア/キューバ等カリブ海
地峡
大陸と大陸を繋ぐ地形の事をこう呼称します。海という天然の要害も無く、半島のように陸路の進入口が1方向からのみという事も無い特性があり、相互の大陸からの影響を強く受ける場所となります。
どんな土地なのか、国家はどこにあるのか。そこから物語は生まれる。
自分だけの物語、それを考え始めたばかりの方が陥りがちなのが、キャラクターから作ってしまう事です。当り前じゃないかと言われますが、バックボーンが定まっていない人物/生物の場合、後から付け加えていく事となりますので、芋づる式に設定が膨らんで収拾がつかない、なんて事がザラに起こります。