オーキドです。
”偉大な先達が埋もれていた”というのは、研究職に身を置く者としては身につまされる思いですね。
『ポケモンのタイプ分類』を私が発表し、受け入れられてから結構な月日が経ちました。今日は3つのタイプも追加され、分類が変わったポケモンも存在したりと、新たな発見と開拓により事実関係が整理されるのはよくある事です。当初ノーマルタイプと分類していたピッピ系統・プリン系統がフェアリータイプである新事実が出てきた頃は、時の経過を実感すると共に後発の優秀な若手たちの頼もしさにうれしくもなった。それは記憶に新しい事です。
ですがそこに現れたのが、『ラベン博士』でした。
いえ、現れたと言うと語弊がありますので訂正いたしますが、数百年程前に生きておられた研究者、Dr.ラベンの残していた研究が昨日”発見”されました。その研究内容に業界全体が震撼し、他ならぬ私も衝撃に打ち震えていた所です。私が定義するはるか前に、精度の高い分類分析を行っていた研究者が存在していた事実。ポケモンと人間との関係が今ほど身近なものとなっていなかった時代に、彼らとの関係を模索し研究し記録を残すため奮闘していた先達の功績。それが長い時を経る中で断絶し、長らく埃を被ってしまっていました。
遥か昔にこの世を去った方とは言え、己が心血を注いだ研究が日の目を見る光景を、その眼で見ること叶わなかった無念は察するに余りあります。本人のみぞ知るものである以上、満足の中であった事を祈るばかりです。
前置きが長くなりましたが、私オーキドは現在シンオウ地方に足を運び、発見されたラベン博士の足取りと記録をたどっております。かつてヒスイ地方と呼ばれ、人とポケモンとの生活境界が解け始めた時期。その頃確立した記録に思いをはせながら、先達の記録の裏取りを行う事は、かつて研究者の卵となった頃を思い出しています。

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